公共施設マネジメント門司区モデルプロジェクトについての申し入れ
公共施設マネジメント門司区モデルプロジェクトについての申し入れ
北九州市長 北橋 健治 様
2017年 8月 21日
日本共産党北九州市議団
団 長 石田 康高
大里地域モデルプロジェクトについて、これまで関係住民との意見交換会が3回行われ、「居住ゾーン」の民間売却に対する多くの意見が出されています。また、6月議会本会議で我が党は、住民の声をしっかり受け止め、計画の一方的な実施でなく、住民の意見を生かし、跡地を市が保有したまま、若者の雇用につながる施設や高齢者のための場所として有効活用することを提案しました。さらに、3月に開催された有識者懇話会の議事録が今月公開され、その内容では、「居住ゾーン」に対する様々な意見が出されています。
一方、門司港地域モデルプロジェクトについては、関係住民との意見交換会が行われないままです。新たに整備する施設は、地域住民に利用され親しまれるものでなければなりません。そのためには、多くの市民からの意見・要望を聴き、施設整備等に活かしていくことが求められています。
「まちづくり」は、行政と住民が力を合わせてすすめていくものです。その中核となる公共施設整備のあり方の検討にあたっては、計画段階からの住民参加を基本としてすすめることを求め、下記の内容を申し入れます。
記
1、大里地域での関係住民との意見交換会を、門司港地域モデルプロジェクトについても計画し早急に実施すること。
2、北九州市公共施設マネジメントの内容を市民に知ってもらう取り組みが重要であり、少なくとも門司区モデルプロジェクト「実行計画パンフ」を、町内会回覧を活用して周知するよう自治会に要請すること。
3、大里地域モデルプロジェクトの関係住民との3回にわたる意見交換会で、「居住ゾーン」の民間活用問題について、①複合施設を整備して、今の整備予定地は広場として残すこと。②民間への売却でも看護学校など若者が集まりやすい状況をつくること。③マンション業者が新しいものを建てて売ったらそれで終わりということには絶対しないこと。門司区には大学がひとつもないため、看護学校など専門的なものを学ぶ基地があるのは大事だ、若者が交流できる機能をもったものにすること。など多くの意見が出されており、「居住ゾーン」における現計画を撤回し見直すこと。
4、2017年7月に作成された大里地域再配置計画概要のイメージ図において、市民からの意見を一部掲載しているものの、それが計画の中に盛り込まれたかどうか不明なものとなっています。意見交換会で説明した当初計画から修正させており、関係住民への説明会を開催すること。
以上