受け取り拒否の費用弁償供託金 石田、田中、藤元の3人の前市議が北九州市に寄付
石田康高、田中光明、藤元聡美の3人の前北九州市議は6月16日、法務局に供託されていた費用弁償の供託金、合わせて約176万円を北九州市に寄付しました。3人は、「到津の森の動物たちのエサ代」や「福祉関係に活用してほしい」と申し入れ。応対した東田重樹秘書室長は「そのように活用したい」と、お礼を述べました。
費用弁償は、議会に出席した際、旅費として議員に支払われるもので、「議会改革の一環」として2013年4月からの廃止を、全会一致で決定したものです。ところが2年後の2015年12月議会で、自民、公明、ハートフルの三会派が復活を提案し、賛成多数で可決。2016年4月から5㌔未満1000円、5~15㌔2000円、15㌔以上3000円の支給が決まりました。当時、反対したのは、日本共産党、維新の会、無所属クラブですが、日本共産党だけが受け取りを拒否したため、市が法務局に供託していたものです。
市議を引退した3人の前議員は供託金を受け取り、この日、全額を北九州市に寄付することにしたものです。供託金を手渡した石田、田中、藤元の3人の前市議は、東田秘書室長らと、ワクチン接種や市政の問題についてなごやかに語り合いました。