北九州空港における戦闘機訓練の中止を求める申し入れ
航空自衛隊築城基地は、所属するF2戦闘機2機による北九州空港の滑走路を使用した訓練を、6月27日に実施すると発表しました。内容は緊急時の滑走路使用や災害時の情報収集活動を想定した、タッチアンドゴー(連続離着陸訓練)とされています。
この訓練に対し、下記の理由から中止を求めました。
- 北九州空港は民間空港で経済振興の拠点であるにもかかわらず、戦闘機訓練を行うことは、市民の安全と経済発展が両立しない大きな矛盾であること
- 国の「特定利用空港」指定の流れの中で、この訓練は自衛隊が平時から恒常的に利用するきっかけとなるもので、既成事実化は断じて許されないこと
- 訓練の時間や回数が公表されず、騒音や事故、市街地上空の飛行などの不安が解消されておらず、市民の命と暮らしを脅かすこと
- オスプレイ同様、F2戦闘機訓練も重大事故のリスクがあり、市民の不安はさらに高まっています。さらに「緊急時の利用」という曖昧な取り決めのもと、平時から軍事利用が常態化する恐れがあること