更新日:10年07月20日

平成22年7月の記録的大雨による災害対策についての申し入れ



2010年 7月 20日

平成22年7月の記録的大雨による災害対策についての申し入れ

北九州市長 北橋 健治 様

2010年  7月20日

日本共産党北九州市会議員団

団  長  石 田 康 高

7月10日から14日まで降り続いた大雨は、 北九州市内全域に被害をもたらしました。小倉南区頂吉では562.5ミリの雨量を記録しました。

昨年7月24日の豪雨災害により被害にあった紫川と東谷川一帯や旦過市場などでは、再び浸水や土砂災害などの被害を受け、災害対策への取り組みのスピードの遅さが露呈した結果となっています。特に「北九州の台所」である旦過市場の洪水については、昨年の洪水以降、「再開発と同時に対策を実施する」として、全く対策を講じてこなかったことは極めて重大であり、行政責任が問われるものとなっています。

以下の項目について、福岡県とも協議の上、市として緊急対策を講じるとともに、安全安心の市民生活のために抜本的な防災対策を講じることを求め、申し入れます。

  • 浸水、土砂災害、田畑の冠水など正確な被害実態を早急に把握すること。
  • 住宅や宅地、農地に流入した土砂の撤去について、市が支援すること。
  • 河川の溢水対策と被災者支援を行うこと。とりわけ2年連続で被害を受けた箇所については緊急な対応をすること。
  • 災害救助法に準じて被災者の住宅再建支援や生活再建支援を市独自に行うこと。あわせて、被災者支援に関する現行の各種制度等について、市民に広く周知を図ること。
  • 私有地におけるがけ地防災対策工事助成制度を創設すること。
  • 土砂災害の危険区域指定を急ぐこと。
  • 下水管、側溝、枡を点検し、敷設替えを行うとともにポンプ場の能力向上を図ること。

以上

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